厳島神社の管絃祭
厳島神社の管絃祭 対岸の外宮である地御前神社に向かいます厳島神社の夏のメインイベントである管絃祭。午後4時から夜中まで行われます。★ポスターはコレなんですがガラスに光って写ってる?ですから全部を見ようと思うと宮島に宿泊しないと無理なんです。長時間ですし船が神社を出発してからは海の上だったりするので途中は見ることが出来ません。移動をせずに厳島神社の場所で見ようと思っているのであれば、最初と最後を社殿で見学です。管絃祭のスケジュール2015年8月1日にあった管絃祭のスケジュールを書いてみます。日時 旧暦6月17日※2015年は8月1日(土)場所 嚴島神社 及び 周辺◆予定時刻発輦祭[はつれんさい]・・・ 16:00御本殿出御・・・ 17:00大鳥居前の儀・・・ 17:40火立岩[ほたていわ]・・・ 19:00地御前神社・・・ 20:20長浜神社・・・ 21:40大元神社・・・ 22:30火焼前[ひたさき]・・・ 23:10客神社前・・・ 23:30御本殿還御・・・ 24:00厳島神社と対岸の外宮である地御前神社を往復だけでなく、宮島の中の他の小さな神社もまわります。■厳島神社はコチラの入り口から入ります。現在の入り口は東側の方ですが昔は反対の西側から入っていたそうですよ。宮島の西側には神社に勤めている人達が住む滝町などがあり、神主さんもそこに住んでます。■神輿に乗って厳島神社から船が待つ沖合まで御座船(管弦船)は和船3隻を繋ぎ合わせて屋形をしつらえています。横からのパっと見はわからないかもしれませんが、船の舳先が3つあるのでわかりますね。昔は大きな船一艇を使っていたそうですよ。御座船は呉市の阿賀(あが)の人達と広島市の江波(えば)の人達が漕ぐ3隻の漕船に引かれて地御前神社に向かいます。17時に厳島神社の本殿を出発した後に地御前神社に到着するのは20:20です。■江波の先導する船が着きました。■船の人たちは降りてから地御前神社へ■地御前神社の内側■地御前神社で祭礼が終わると宮島に引き返します。■対岸の地御前神社です。屋台が楽しそう♪昔は宮島の中でも屋台が色々と出ていて賑やかでした。たこ焼きやトウモロコシ、ヨーヨー釣りなど楽しかった♪地御前神社から宮島に引き返し長浜神社・大元神社でもそれぞれ祭典があります。管絃祭は満月の夜に繰り広げられる神様の遊び。船に乗って何人もの供を連れて音楽を聞きながら海を渡るんですから贅沢な神事です。京の貴族の雅な「管弦の遊び」が平清盛によって舞台は池や川から瀬戸内海の海へと大仕掛に変わりました。それも神事としてです。平安時代には島全体が神の島とされていたので人が住むことが出来ませんでした。神様が乗る御座船を造りぼんぼりや提灯など明かりをともして瀬戸の海を渡ります。管弦を合奏しながら宮島の対岸にある地御前神社に向かいます。■広島市中区江波の人達や呉市の阿賀から毎年この神事に誇りを持って参加です。■月夜に優雅な音色が流れる中で神官達が祝詞もあげています。管絃祭をアップで身近に見られるのは地御前神社前です。地御前神社前は国道2号線が通っているので、横断歩道を渡って神社前の海に出られる階段から写真を撮ってます。海が満ちて来て船が1メートル手前位に見えてます。こんなに神様が近くで見られるのって無いと思いますよ。今回は少しハプニングを見ることが出来ました。船を操る人達の技術によるんでしょう。きっと夜の暗闇の中なので神様も多目に見てくれますね。その後は厳島神社に直行するわけじゃなく清盛神社近くの大元神社に向かいます。宮島に戻ってからは長浜神社や大元神社で祭典を行い大鳥居をくぐってから客神社前で祭典と管弦です。■客神社■狭い枡形の中で御座船が3回廻るのですがここで腕の見せどころ。かなり狭い所でダイナミックな見せ場です。■昼に写した画像ですが奥に見える枡形の所で船が回転します。本殿に帰るのは24時。神様が自分の居場所に戻るまで優雅な舟遊びです。満月の夜に行われる神事って神秘的な感じでがしませんか?宮島に宿泊する人は船の時間を気にする事はありませんが、本土に戻ろうとすると船に必ず乗らないといけません。管絃祭の日は臨時便が出ています。2015年の宮島発で帰る時間帯の臨時便は以下の通りでした。管絃祭を最後まで見ようと思ったらやはりどこかの宿を予約しておいた方が良いですよ。◆管絃祭当日臨時便松大 宮島発 22:00 22:30 23:00 23:30JR  宮島発 22:10 22:25 22:40船で思い出しましたが、「たのもさん」という伝統行事が9月13日の夜に宮島でありました。五穀豊穣に感謝して子供の成長への願いを託して小舟を海に流します。「たのも船」という小さな船を造って家内安全など提灯や帆に書いたりします。こちらの方は旧暦の8月1日にありますが国の無形民族文化財になっています。
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