■地御前神社のお正月■
宮島の対岸にある地御前神社は、厳島神社の外宮社として造営。
昔は宮島の島自体が御神体と考えられていて島の中には入る事が出来ませんでした。
御神体の島を拝するため対岸に厳島神社の創建と同じ593年に創建したそうです。
住所:広島県廿日市市地御前5丁目18−9
創建:593年
御祭神は厳島神社と同じく宗像三女神です。
御祭神:宗像三女神(むなかたさんじょしん)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
地御前神社の石鳥居にも、外宮社の名前が書かれています。
■地御前神社・石鳥居■
■厳島外宮社の表示■
普段、常駐しているような神官の人は見かけませんが、近くの大歳神社(おおとしじんじゃ)の方が時々いらっしゃるようです。
■地御前神社・拝殿■
■地御前神社の拝殿内側■
地御前神社の拝殿には絵馬が掛けられていて、絵馬から管絃祭の様子も少しわかりますね。
普段はひっそりとしていますが、旧暦6月17日に行われる厳島神社の管絃祭の時は夜店も出て賑やかになります。
■地御前神社の前に屋台■
一般的に神社のそばには大木を見かけますが、地御前神社も両隣に大きな木があります。
■地御前神社の左側■
■地御前神社の右側■
地御前神社の右側には海から乗り入れが出来た形跡があります。
現在は国道2号線とJR西日本の山陽本線に囲まれた形です。
奥にレールが見えるのですが、おわかりでしょうか?
■奥にレールが見える?■
「国道開鑿碑」が建っていて、明治時代の中頃に佐伯郡廿日市市の住民が地域を挙げて新道を建設するための大運動を展開したと書かれています。
結果として地御前神社前に国道2号が完成したそうですよ。
■国道開鑿碑■
道路は地域住民にとても必要とされていたようです。
神社は大切だけど自分たちの生活に道路や線路は必要なので、今の状態になったという事ですね。
国道2号から神社に行くには広島電鉄の線路を渡り、「げぐうばし」という小さな橋を渡ります。
■げぐうばし■
橋を渡るとすぐ右側に小さいけど綺麗なトイレも2021年に完成し管絃祭でお詣りの人達も助かります。
ずっと共存できたら良いですよね。
2025年1月19日に開催された広島男子駅伝(第30回全国都道府県対抗男子駅伝)
走るコースは原爆ドームと宮島・厳島神社の二つの世界遺産を結びます。
宮島が見える対岸を走るんですが、厳島神社の外宮である地御前神社前あたりで応援していると優勝した長野県の選手の姿。
■優勝した長野県の選手とバイクは中継カメラ?■
「ひろしま男子駅伝」の正式名は「天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」
■ひろしま男子駅伝のポスター■
全国から足の早い男子が集まって広島市から廿日市市の宮島街道を走ります。
7区間48.0キロを中学生、高校生、大学生、社会人が熱い思いでタスキを繋いでいきます。
全国高校駅伝や全日本大学駅伝で活躍している男子が眼の前を走っていくのですが、あっという間に過ぎていきました。
出雲駅伝は10月のスポーツの日に出雲大社から出雲ドームまで。
全日本大学駅伝は、秋に名古屋の熱田神宮から三重の伊勢神宮までを走ります。
何だか駅伝と神社は相性が良さそうです。
今回、47都道府県のチームユニフォーム絵入りメガフォンをもらって沿道で応援。
■チームユニフォーム絵入りメガフォン■
私達って神社の拝殿で神様にお願いをしていますが、誰かを応援するのも良いですよね(^^)
■地御前神社・拝殿■
地御前神社には常駐している神主さんはいらっしゃいません。
そのかわり、近くにある大歳神社の神主さんが管理をされているようです。
ある時、神主さんがいらしたので御朱印をいただけるかなと思い話しかけてみました。
その方は近所にある大歳神社の神主さんで地御前神社に時々いらっしゃるそう。
以前、厳島神社にもいらしたそうで、巫女さんのアルバイトをしていた頃に記憶していた名前を何人か告げるとご存知でした。
大歳神社はどこにあるのか少し歩いてみると本当に地御前神社の近くです。
■大歳神社の石鳥居■
お正月に石鳥居をくぐって階段を上がると地元の方達が初詣で参拝中。
■大歳神社■
地御前神社の御朱印はいただくことは出来ませんでしたが、お正月に大歳神社の御朱印はいただけました。
■大歳神社の御朱印■
私は月に1回は地御前神社に参拝しているので境内で色々な季節を楽しめます。
■地御前神社・2024年12月■
地御前神社の境内にも銀杏があり、黄色がとても綺麗で青い空に映えるんです。
■地御前神社の銀杏・2024年12月■
■地御前神社・2025年1月1日■
普段は人が少ないのですが、桜の季節はとっても素敵なので写真を撮っている人を見かけます。
■地御前神社の桜・2025年4月■