厳島神社の舞楽には「蘭陵王」といった名前の舞楽があります。
その時のオレンジ色の衣装は空の青さに映えて、とても素敵です。
高舞台は御本社・祓殿の前にあります。
■御本社・祓殿と高舞台■
高舞台
昭和27年(1952)3月29日 国宝
厳島神社の天長祭で舞楽
2021年2月23日の天皇誕生日の日に行われました。
■蘭陵王(らんりょうおう)■
約1400年前の中国・北斉の国王、蘭陵王・長恭(ちょうきょう)はあまりに美しく、戦時に、自軍の士気があがらないため恐ろしい形相のお面をつけ指揮を取り戦いに勝利。
その姿を舞にし武勲を称えたそうですよ。
他にも色んな名前の舞があり、衣装もそれぞれ違っています。
高舞台では現在でも舞楽が舞われています。
蘭陵王・振鉾・萬歳楽・延喜楽・太平楽・・・といった舞楽で「蘭陵王」は宮島観光のポスターによく使われています。
カッコイイですよね!
一度、舞楽を見てみたいと思った方は、以下の表を参考にしてみてね。
行事名と舞楽がある日時を書いています。
●厳島神社の主な舞楽
1月1日 |
歳旦祭(さいたんさい) |
---|---|
1月2日 |
二日祭(ふつかさい) |
1月3日 |
元始祭(げんしさい) |
1月5日 |
地久祭(ちきゅうさい) |
2月23日 |
天長祭(てんちょうさい) |
4月15日 |
桃花祭(とうかさい) |
5月18日 |
推古天皇祭遥拝式(すいこてんのうさいようはいしき) |
旧暦6月5日 |
市立祭(いちたてさい) |
10月15日 |
菊花祭(きっかさい) |
※厳島神社のリーフレットより
■厳島神社 平舞台を横から見る■
「納曽利(なそり)」という舞の前には、左側に見える「左楽房(さがくぼう)」から右の「右楽房(うがくぼう」へ神官達が平舞台の上を移動をしていました。
左右の楽房で楽器を演奏しています。
■右楽房■
厳島神社の舞楽は大阪の四天王寺から清盛公によって移されたそうです。
四天王寺に行った時に、何だか懐かしい感じがしたのは気のせいではなかったんだなと後で思いましたけどね。
建物の柱など雰囲気が似ていたんです。
厳島神社の社殿は清盛公が造営した当時の姿からあまり変わっていないそうです。
(台風などの災害で何度か建て替えられています)