厳島神社で御祈祷を受けるコース 記念に御朱印も

■新春に厳島神社で御祈祷を受けるのがメインのモデルコース(画像:2024年2月)

 

宮島桟橋から御笠浜を通り厳島神社で御祈祷と御朱印をいただき神社を出た後に御手洗川沿いを歩き町家通りを散策し桟橋までのコースになります。

 

「宮島の案内絵図」で黄色いマーカーをつけていますので、その通りに歩いていくと桟橋に戻ります。

■宮島観光案内所の「宮島の案内絵図」■

 

フェリーで宮島桟橋に着き、改札口を出て向かって右側に宮島観光案内所があるのでそこで「宮島の案内絵図」は無料でもらう事が出来ます。

 

■宮島観光案内所■

 

宮島の中を身軽に歩きたい場合は、宮島観光案内所の奥にコインロッカーがあり、トイレは改札口を出て左側にあります。

 

宮島観光で厳島神社参詣がメインのモデルコース 紅葉の季節」とダブル箇所がありますが、今回は新月で大潮。満潮の時間帯に行っています。

 

このサイト内にある干潮の時の写真と比較して見てみてね。

 

厳島神社で御祈祷がメインのコースをスタートです

 

■厳島神社の御祈祷がメインの簡単な行程表

 

今回は宮島桟橋を10時にスタートしました。
神社内をゆっくり歩き御祈祷も受けて約2時間のコースです。

 

●宮島桟橋前広場
宮島桟橋前の広場で3つの碑を確認し神社の標識がある方へ行くと「有之浦」
大きな石灯籠の向こうは海岸線を歩けるようになっていて「御笠浜」です。

 

●御笠浜(みかさのはま)
石鳥居をくぐり、歩いていくと大鳥居をバックに記念撮影スポット
少し歩くと厳島神社の社殿が見えてきます

 

厳島神社
御祈祷は宗像三女神が祀られている御本社で受けます。
御朱印もいただくと日付も入るので良い参拝記念になりますよ。
厳島神社は構成している御本社客神社天神社反橋能舞台など廻廊で繋がっています。
客神社の5男神、御本社の宗像三女神、天神社の菅原道真公と順に参拝し神社の出口まで。

 

●御手洗川
厳島神社を出るとすぐに御手洗川で宝物館大願寺も見えます。
左側に御手洗川、右側にお土産屋さんを見ながら橋を渡ると神社の裏手です。
神社方面を左側に見ながら進み二手に分かれる所を右側へ進みトンネルをおりて右に曲がり町家通りへ。

 

●町家通り
古い町並みが見られます
町家通りを歩くと突き当り上方向に「要害山」が少し見え左に進みます。
もみじ饅頭の「やまだ屋」を左側に見ながら表参道商店街と合流。

 

●宮島桟橋前の広場
表参道商店街と合流し進んでいくと大きな石灯籠の場所に戻ります。
右手に進むとスタートした宮島桟橋前の広場です。

 

■宮島桟橋■

 

宮島桟橋前広場には宮島観光の発展に重要な記念の碑が3つ

 

宮島桟橋前にある広場の3つの碑とは

●平清盛像
●日本三景碑
●厳島神社世界遺産登録記念碑

 

この3つの碑の内容が特別に重要な事なんです。

 

●平清盛像
平清盛さんは「平家物語」でも登場する歴史的に有名な人物です。

 

厳島神社は12世紀に平清盛の造営によって現在の社殿群の基本が形成されています。
美的センスなど優れた建築設計家?!
清盛さんがいなければ現在の宮島はありません。

 

今回は外国人の方達が清盛さんをバックに記念撮影されていました。

 

●日本三景碑
日本三景とは、宮島、松島、天橋立の3つです。

江戸時代の儒学者「林鵞峰」という方が書かれた『日本国事跡考』に「三処の奇観」として紹介。
「日本の中で最も優れたる三所の景色」と述べて全国で知られるようになったそうです。

 

●厳島神社世界遺産登録記念碑
厳島神社が世界遺産に登録されたのは平成8年(1996年)12月です

 

世界遺産登録のページで紹介していますが、宮島の世界遺産登録は厳島神社の建造物と全面の海、背後の弥山原始林を含む森林区域 431.2haです
世界的に誇れる文化遺産

 

石碑にある穴から鳥居が見えて、画像に写っている人も覗き込んで見ています

 

宮島桟橋前広場の端までくると、案内板があるので厳島神社方面に歩いていきます。

 

大きな石灯籠が見えてきますが、向こう側に行けるので進んでみて下さいね。

 

 

御笠浜(みかさのはま)は大鳥居が素敵に見えて撮影スポット

「有之浦(ありのうら)」という海岸線を歩いていくと朱塗りの鳥居が見えてきます。

 

■有之浦■

 

「御笠浜」の石鳥居をくぐると徐々に海に立つ朱塗りの大鳥居が大きく見えてきます。

 

■石大鳥居■

 

 

朱塗りの大鳥居をバックに是非、記念写真を撮っておいてね。

 

■大鳥居■

 

道なりに進むと厳島神社が見えてきます。

 

厳島神社は寝殿造りの様式で満潮時はとても素敵です

 

■厳島神社 社殿■

 

2024年2月10日(土)は新月で大潮、ちょうど満潮時にあたる時間帯に厳島神社へ。
海の上に浮かんでいる寝殿のように見えるかもしれません。

 

■昇殿初穂料の支払■

 

入口で昇殿初穂料 大人:300円を支払います。

 

入口の「国宝厳島神社」と「世界文化遺産」と書かれている前で記念写真を撮る人も多いですよ。

 

■東回廊の入口■

 

満潮時に厳島神社が浸かっているいるように見えるかもしれませんが、海水は床上まで来ていません。

 

■東回廊から平舞台を見る■

 

東回廊客神社にお詣りする前にこちらの串で左右左とお祓いをして下さいね。

 

■こちらで自分でお祓い■

 

客神社の祭神は男性の神様達です。

 

■客神社■

 

客神社での横には祭事の掲示があります。

 

■祭事の掲示■

 

高舞台の舞楽など昇殿初穂料を支払っていたら無料で見られる時もあるのでチェックです。

 

東回廊を進んでいくと、「鏡の池」があります。
向こうに見えるのは五重塔です。

 

■鏡の池■

 

満潮だったので、今回は池の姿を見る事は出来ませんが、進んでいくと「朝座屋(あさざや)」

 

■朝座屋■

 

朝座屋の横にある細い通路を奥に進むとトイレがあります。

 

■トイレへの通路■

 

東回廊をそのまま進んでいくと突き当りで右に曲がりますが、上の方を見ると寄付をされた会社名や個人名が木の板に書かれています。

 

同級生の名前を見つけた時は、本気で凄いな~って思いました。
神様のご加護がきっとありますね。

 

神社でお願い事をするばかりではなく、何か貢献できたら良いですよね。

 

この日は、ちょうど高舞台を工事中でした。
厳島神社の社殿を支えている柱などは海水に浸かっているわけですから維持保存するのは大変です。

 

寄付金などが文化財保護に役立つと国宝など良い状態で後世に残せますよね。
高額の人もいれば、手が届くような金額の人もいます。
いつか私も・・・ですね。

 

東回廊を上を向いて歩いていると古い木だけでなく割りと新しい木も続き、あっという間に御本社が見えてきます。

 

■御本社■

 

今回は御祈祷を受けるので祈祷受付所で用紙に記入。

 

■祈祷受付所■

 

御祈祷申込書記入例も受付所にあるので「家内安全」や「厄除け」など書いてみてね。
受付は3千円からだそうです。

 

■御祈祷申込書記入例■

 

控室で少し待ちます。

 

■控 室■

 

中にはストーブがあり靴を脱いで用意してあるビニール袋に入れます。
出る時は祈祷受付所側なので、靴は持参して御祈祷になります。

 

我家の場合は夫婦連名で「心願成就」と書いて五千円にしました。
そうするとお守り2つと御札を1つなどいただきました。

 

■お守りなど■

 

画像の中間あたりの白い紙で包んだ小さな三角の中には「厳島神社御久米」と書かれています。
中身はお米で自宅で普段のお米と一緒に炊いていただきました。

 

「撤饌(てっせん)」と書かれている長方形の左の箱の中身は、神紋の形をした紅白の落雁です。
夫が2つともすぐに美味しく食していました。

 

「撤饌(てっせん)」と書かれている正方形の右の箱の中身はお神酒入りジュレ。
新型コロナ感染拡大防止で、神社でお神酒は出ないので撤饌として持ち帰り。

 

 

御祈祷を受ける時の服装ですが、特に気にしなくても大丈夫。
私は寒いのでセーターとジーンズとコートにしました。

 

木の床の上にゴザが敷いてあり冬は寒いのですが時間は15分位です。
(※参拝する人数によって違ってきます)

 

■御祈祷を受ける人達■

 

 

御祈祷の後に平舞台へ出てみると客神社の外観など見られます。

 

■平舞台から客神社を見る■

 

平舞台の突き出た部分である「火焼前」(ひたさき)に行くと修繕工事完了した大鳥居。
大鳥居をバックに写真を撮る人も多いです。

 

■火焼前■

 

 

G7広島サミットで見た方もいると思いますが、厳島神社の平舞台で大鳥居をバックに各国首脳達が記念撮影

 

御本社・祓殿高舞台・平舞台・大鳥居と一直線に連なっていて、絶好の写真撮影ポイントです。

 

 

御朱印を集めている人は、御朱印帳を忘れても神社で購入する事が出来ます。

 

■厳島神社の御朱印■

 

厳島神社の神紋は「三ッ亀甲剣花菱紋」です。

 

御朱印に参拝した日付が書かれているので、必ず行った日がわかりますね。
この日は3人で御朱印受付されていましたが、少し並んでいましたよ。

 

■御朱印受付■

 

 

おみくじは棒を引いて、その番号を自分で取り出します。
おみくじは神社内に結ぶ所がありますよ。

 

■おみくじ■

 

 

大吉?が出た所で、天神社へもお参りしてみましょう。
茶色の渋い建物になっていて御本社とはまた雰囲気が違います。

 

■天神社からの景色■

 

絵馬にはウクライナなど戦争がおこっているせいか「世界平和」についてや「家内安全」など。

 

今どきの内容としては「オシのコンサートの事」など書かれている人もいます。
読んでみると、ほっこりや可愛い内容などもあって面白い♪

 

 

■辰年の絵馬■

 

菅原道真公が御祭神なので、もちろん受験生の「大学に受かりますように!」といった絵馬もあります。

 

■天神社の絵馬■

 

 

天神社から西廻廊を進むと「反橋」です。

 

■天神社と反橋■

 

鳥居の方を見ると「能舞台」があります。

 

■能舞台■

 

 

長い西廻廊を進むと出口が見えてきます。

 

■西廻廊■

 

■西廻廊の出口へ■

 

 

御手洗川は桜の季節には素敵な枝垂れ桜と鹿が絵になります

神社から出て小さな橋を渡ると御手洗川です。
前を見ると厳島神社宝物館、右を見ると大願寺がすぐに見えてきます。

 

■西廻廊からの出口■

 

御手洗川を左側、お土産屋さんを右側に見ながら進んで行きます。

 

■御手洗川■

 

 

御手洗川を進み左手方向の橋を渡って神社の裏手を歩きます。
少しすると右手には社務所も。

 

■神社の裏手■

 

 

五重塔が左に位置する右側の道に進むと「etto宮島交流館」があります。
そこからトンネルをおりて右に進むと町家通りになります。

 

■五重塔を見ながら右道へ■

 

町家通りは昔の家の懐かしい雰囲気が点在する通りです

町家通りを歩いて後ろを向くと五重塔

 

■五重塔■

 

少し歩くと郵便ポストが目印の「ギャラリー宮郷」のカフェ。

 

■ギャラリー宮郷■

 

お店が並ぶ表参道商店街は海だった所を埋め立てて賑やかですが、町家通りは昔からの通りで「うだつ」など懐かしいものも見ることが出来ます。

 

町家通りを左に曲がると右側に「こもん」と書かれている建物がありますが、「宮島こもん」
「広島工業大学地域環境宮島学習センター」の事です。

 

■宮島こもん■

 

この建物の中で勉強会などあり、何度か参加した事があります。
勉強会の時には、この町家の中を見ることが出来るようになっていて、学生や一般人など参加できます。

 

少し歩きもみじ饅頭の「やまだ屋」を左に見ながら表参道商店街と合流。

 

■やまだ屋■

 

「有之浦」の石灯籠に戻って右方向に進むと宮島桟橋前の広場に到着です。

 

■有之浦の石灯籠へ戻る■

 

 

宮島桟橋前の広場で記念に鹿と写真など撮る人もいますよ。

 

■宮島桟橋前広場に戻る■