厳島神社宝物館には神社の宝物が沢山保存されています

厳島神社宝物館

■厳島神社宝物館■

 

厳島神社宝物館は1934年に建てられ、厳島神社の宝物を保存・公開しています。

 

住所:廿日市市宮島町1−1
電話:0829-44-2020(厳島神社)

 

開館時間:8時~17時(年中無休)
料金:大人300円・高校生200円・小中学生100円

 

 

厳島神社を出るとすぐに目の前にあるので、「宝物館」がどこにあるのかわからないという事はありません。

 

建物は渋い朱色をしていて、画像の右上には多宝塔(二重の塔)が見えます。

 

鉄筋コンクリート造の平屋建で入母屋造、妻入り、銅板葺になっています。

 

宝物を保存しておくわけですから耐火性を考え木造ではなく鉄筋コンクリート造というのはわかりますね。

 

 

厳島神社の宝物というと「平家納経」が浮かびます。

 

平清盛をはじめ平家一門の人達が、1巻ずつ書写して厳島神社に奉納したものです。

 

内容は平清盛請願文、無量義経(開経)・法華経28巻など33巻あります。

 

広島県立美術館で見た事があるのですが、豪華絢爛という言葉が当てはまります。

 

綺羅びやかな巻物は本当にキラキラと輝いて見えました。

 

巻物の字はとても美しいのですが、もしも字を間違えたらどうするの?と思ったのは私だけでしょうか?

 

平家の家紋

 

平家納経は平安末期の宝物ですが、これらは厳島神社・本社の南側にあった校倉造りの宝蔵の中に保存されていたそうです。

 

明治維新の後に神仏分離令が出されたり、廃物稀釈といった運動の時に建物や宝物が壊されたり、売却といった事があり重要な国の宝を後世に伝えるために「古社寺保存法」が公布。

 

「平家納経」はその「古社寺保存法」が公布された1897年に国宝に指定です。

 

他にも美術工芸品などが国宝に指定され、厳島神社宝物館に保存・公開されています。

 

刀や兜、鎧、能や舞楽の面や装束、絵馬などが好きな人は入って見る事をオススメです。