■桜の季節にお花見がメインのモデルコース(画像:2022年の春)
宮島の桜を見るスポットで最適な場所を歩きます。
厳島神社がメインの秋の季節とは少し場所が違ってきますが、宮島桟橋スタートは同じです。
一般の観光客の人は気が付かずに表参道商店街と厳島神社参拝だけで帰ってしまいます。
三月、四月の桜の頃には是非こちらで紹介する桜のスポットに行ってみて下さいね。
●宮島桟橋
桟橋を出てまっすぐに進みトンネル方向へ
●光明院前にある誓真大徳碑周辺
穴場の花見スポットで観光客も少ないんです
●厳島神社裏手の御手洗川周辺
鹿と小川が枝垂れ桜とマッチして素敵です
●多宝塔(二重の塔)
同級生と夜桜など楽しんだちょっとした広場あり
●大元公園
舞い散る頃には素敵な桜吹雪も体験でき穴場スポットです
宮島で秋の次におすすめなのは桜の季節で春です。
お花見が出来るのは3月下旬から4月の上旬で「みやじま雛めぐり」と同時に楽しめたりします。
■宮島の福よせ雛■
今回、ご紹介する画像は2022年3月24日に行った時と2022年4月1日に行った時の画像になります。
■宮島桟橋■
宮島桟橋をスタートし、まっすぐ前方向に進みます。
(ローソン宮島店の横道を通ります)
厳島神社に行くには桟橋を降りて右方向に進みますが今回は違うので気をつけてね。
※平清盛さんの銅像のある方向ではありません。
■平清盛の銅像■
まっすぐに進んでいき緩やかな坂道を登るとトンネルが見えてきます。
トンネルを出て右方向に進むと最初の曲がり角を左に行くと町家通りのメインです。
町家通りの軒先には行灯があり、とても趣のある通りになります。
2つ目の交差点の角には「町かど」という喫茶店。
すぐ近くには宮島カフェのページで紹介した「庭カフェ御山」の看板は左側に見えてきます。
可愛い「あせび」の暖簾が見えたら、その奥に店舗があるので食事をしたい人は見逃すことのないようにね。
「みやじま雛めぐり」イベントのお雛様展示もあります。
まずは桜をみなくっちゃ!という方は町家通りを進んでいくと右手に「ぎゃらりい宮郷(みやざと)」があります。
ここから前方と見ると「五重塔」が見えて素敵です。
雛めぐり開催の時には昔々の豪華なお雛様達が展示されています。
■ぎゃらりい宮郷のお雛様■
レトロな気分に浸りながら町家通りを進んでいくと「旅荘かわぐち」と「くま金商店」というスーパーとの間にある道を左手方向に進みます。
少し階段を登ると幸神社(さいわいじんじゃ)が左側にあり、真正面には宮島のあなごめしで紹介した「あなごめしの和田」が見えます。
■幸神社■
幸神社【道祖神社・牛王社】[末社]
広島県廿日市市宮島町426
御祭神:猿田彦神
幸神社の案内板に書かれているように、ご利益の中には旅の安全があります。
旅行者の人はお花見の前に少し手を合わせて行くのも良いかもしれませんね。
■幸神社案内板■
「あなごめし和田」に入らず右の道を進むと「千畳閣」と「五重塔」がありますが、少し進んで左の小道を行くと光明院というお寺が右側にあります。
光明院のすぐ先に誓真大徳碑があり周辺には桜が満開です。
■誓真大徳碑■
光明院(こうみょういん):誓真さんが修行した浄土宗のお寺です。
広島県廿日市市宮島町大町395
光明院は誓真さんが修行したお寺です。
■光明院の案内板■
誓真さんとは宮島の杓子(しゃくし)を考案し井戸も掘ったりして宮島の人たちの恩人とも言える人です。
2024年1月11日(木)に放送された「歴史と神秘の島・宮島でブラフミエ」でも光明院に保管されている誓真さんの杓子が紹介されていました。
■誓真杓子■
お土産に杓子を買う人も多いと思いますが杓子は弁天様の琵琶をモチーフに考えられたんですって。
弁天様は弁財天(べんざいてん)の事ですが七福神の中にいらっしゃって唯一の女性の神様。
金運アップや商売繁盛、縁結び、芸能に関してもご利益があると言われています。
宮島のお土産として、とても人気があるんですよ。
そんな杓子ですが、今の杓子は色々な種類があります。
バターナイフや料理用に穴があけられているのも売っています。
材料も竹、桑、もみじ、桜、けやきなど色々です。
小さなものでは杓子の形をしたキーホルダーもお土産として売られていますよ。
お寺は町家通りから少し奥に入った所にありますが、ここから五重塔を撮影すると素敵な写真が撮れます。
■光明院あたりから五重塔を見る■
少し歩いて誓真大徳碑周辺は桜が満開になると素敵です。
夜はボンボリの明かりが素敵なお花見のスポット。
普通の観光客の人は気が付かずに表参道商店街と厳島神社参拝だけの人が多いのですが時間がある方は行ってみてね。
対岸の宮島口や団地なども見える小高い場所にあり眺めも良い場所です。
誓真大徳碑周辺から厳島神社の裏側に降りていく小道を進みます。
そうすると階段を降りていくと「宮島グランドホテル有もと」が左側に見えてきます。
階段を降りきって左側の道へ行くと紅葉谷公園方面ですが、まっすぐに進みます。
そうすると「御手洗川(みたらいがわ)」が現れて、枝垂れ桜と鹿とが揃うとまた素敵な写真が撮れるんですよ。
■枝垂れ桜と鹿■
桜並木になっていて空の青さともマッチした写真も!
■御手洗川と桜並木■
夏には御手洗川に脚をつけて涼んでいる人もみかけます。
御手洗川に沿ってお土産屋さんもあり、厳島神社・反橋の反対側にあたります。
■御手洗川の沿道と厳島神社の反橋■
御手洗川を下流に進むと右側に神社の出口と大願寺、左側に厳島神社 宝物館が見えてきます。
宝物館を過ぎると高台に登る小さな階段があるので登っていくと多宝塔に到着です。
■二重の塔と桜■
二重の塔の前に少しだけ広場のようなスペースがあります。
■二重の塔前の広場スペース■
20代後半の時に同級生たちとゴザを敷いてプチ同窓会の様な夜桜見物をした事もありました。
3月後半の夜は、まだ寒いのでコートなどは必要ですが、旅館など予約して宮島にお泊りする人は夜桜も体験できますよ。
もちろん泊りじゃなくても桜で花見は楽しめます。
二重の塔を後ろに東屋を前方向に立つと、右奥に続く小道があります。
■東屋と桜■
少し進むと右手には沢山の桜を見下ろす事が出来て下に降りることも可能です。
「桃林(もんばやし)」と呼ばれていてお花見のスポットです。
■あせびと桜を見おろすと、お花見スポット■
実際に降りてみたら、ベンチでお弁当を広げている人達やカップルで上を見上げて写真撮影など。
うわーって感じで見れますよ。
ピンク色の桜と白の可愛いあせびの両方を楽しめます。
■あせびの花■
大聖院から二重塔を通って大元公園まで続く小道は「あせび歩道」と言われています。
下に降りたけど、また元の道に戻って道なりに進んでいくと大元公園に到着です。
「厳島八景」の中に「大元桜花」というのがあるのですが、大元公園は昔から景観が良い所として知られています。
大元公園には重要文化財の「大元神社(おおもとじんじゃ)」があります。
公園内では澄んだ空気を浴びることが出来ますよ。
宮島水族館の方から来た場合は、木の鳥居をくぐってお詣りする事になります。
■大元公園の鳥居■
「大元神社」は宮島の厳島神社 管弦祭スケージュールの中に組み込まれているんですよ。
大元公園は広くてゆったりしたスペースになっているので桜を見るのも、のんびり、ゆったり出来ると思います。
今回、行った時にはカップルの前撮り写真撮影に遭遇しました。
■ウエディング姿で撮影■
この大元公園で桜吹雪の中をシートを敷いてお弁当を広げ家族でお花見をした記憶がありますが、ベンチも少しあるのでお花見で利用してみては如何ですか?
鹿が沢山いるので、食べ物などは要注意ですが宮島の奥の方に位置しているので観光客は少なめです。
■大元公園の鹿たち■
宮島水族館のすぐ近くなので、両方を楽しんでみるのも良いかも。
もしもお花見に疲れたら、便数は少ないのですが宮島水族館そばから乗り合いバスが出ています。
「メープルライナー」と言って9人乗りです。
脚に自信が無い人はスタートする前に宮島桟橋でタクシー乗り場の近くに時刻表があるのでチェックしておくのも良いですね。
■宮島桟橋にある時刻表■
ダイヤ改正は2020年3月29日のものですが、画像を掲載してみますね。
黄緑色の方を見ると、宮島桟橋から水族館に行く時刻がわかります。
赤色の方を見ると、水族館から宮島桟橋に行く時間です。
大人が300円、小人が150円で定員は9名なので人が多いときは乗れません。
元気だよって人は、大元公園から宮島桟橋まで戻りますが海沿いの道をずっとそぞろ歩くのも素敵です。
お土産を買って帰りたい人は、表参道商店街を通って宮島桟橋まで戻ります。
表参道商店街の中にある「おもてなしトイレ」でもお雛様達の競演を見ることが出来ます。
1階に宮島の案内があり、2階はゆったり座れるスペースもあるので休憩する場所としてもオススメ。
桜の季節にお花見でおすすめのスポットを紹介してきましたが如何でしたか?
夏と冬に関しては、また新しい画像が用意できたらご紹介しますね。