豊国神社(千畳閣)は豊臣秀吉が命じた未完成の建物

千畳閣

■豊国神社(千畳閣)■

 

豊国神社(千畳閣)は宮島の中で一番大きな木造建築です。

 

名前があらわすように畳が857枚分ほど敷けるので千畳閣と呼ばれています。

 

実際には畳は敷かれていなくて、すべて板張りになります。

 

豊国神社(ほうこくじんじゃ・とよくにじんじゃ) 
厳島神社 末社
御祭神:豊臣秀吉 加藤清正
昭和25年(1950)8月29日 国指定重要文化財

 

広島県廿日市市宮島町
拝観料:大人 100円・高校生 100円・小中学生 50円
拝観時間:8:30~16:30

 

出世・開運の神様人と言われている豊臣秀吉をお祀りしています。

 

日本全国に豊臣秀吉をお祀りしている神社がありますが、宮島もその1つになります。

 

開運出世を願っている人ならお詣りをしておいた方が良いかも?

 

千畳閣から見る眺めはピカイチなので超おすすめの観光スポットです。

 

 

千畳閣は豊國神社

 

豊國神社・御朱印

■豊國神社・御朱印■

 

 

地元の人達は千畳閣(せんじょうかく)と呼んでいます。

 

私は大人になるまで、豊国神社という名前だとは思ってもみませんでした。

 

 

女性的な厳島神社に比べると男性的な建物のように見えますよね。

 

厳島神社の優雅な感じも素敵ですが、大人の渋みがある千畳閣も素敵です。

 

豊臣秀吉が安国寺恵瓊に命じて建てさせた大経堂ですが、豊臣秀吉が急死したので建物は未完のままの状態です。

 

厳島神社の回廊などにあった絵馬が明治の時代に多く移されているので大きな絵馬を沢山見ることが出来ます。

 

絵馬

 

 

昇殿料は100円なので、夏や秋の季節など是非いって見て下さいね。

 

秋には大きな銀杏が見頃です。

 

大銀杏

 

ひんやりした板の間に座って、疲れた足を伸ばして見ている人が多くいましたよ。

 

周り廊下のような部分も広く絶景スポット。

 

千畳閣・周り廊下部分

 

 

厳島合戦の時に、陶方の本陣が置かれた「塔の岡」と呼ばれる場所に立っています。

 

それだけ、周りがよく見える場所という事になります。

 

 

柱はありますが、壁がほとんど無いので眺めがとても良く弥山や厳島神社など、ぐるりとまわって見ることが出来ます。

 

千畳閣の板の間

 

 

厳島神社の東回廊の付近から見ると朱色の五重塔と千畳閣が少し見えますが、絶対に近くから見るのをおすすめです。

 

厳島神社・東回廊から千畳閣を見る

■厳島神社・東回廊から千畳閣を見る■

 

位置的には、厳島神社の入り口付近の左側に階段があり、そこから少し登ることになりますが階段を登って見る価値はあると思いますよ。

 

神社を見下ろすような感じで建っていますが、秀吉が完成した姿を見たらきっと喜んでいたと事と思います。

 

 

 

昔から納涼など人々が交流する場所だったそうです。

 

豊國神社とされたのは明治の時代になってからの話です。

 

 

二重の塔の方から千畳閣と厳島神社を見ると大体の大きさや位置がわかりやすいかもしれませんね。

 

厳島神社と千畳閣

■厳島神社と千畳閣・五重塔■

 

二重の塔のあたりからは、絶好のカメラスポットになっています。

 

 

大聖院の方から見ても、千畳閣と朱色の五重塔が並んで見えます。

 

宮島五重塔

 

大聖院から見える景色の中に塔の岡にある千畳閣が見えますが、宮島を簡単に2つに分けると塔の岡を堺に神社側の町は「西町」、商店街側の町を「東町」と呼んでいます。

 

昔むかし宮島には人が住む事は出来ませんでしたが、最初は西町に神社関係の人が住み始めたそうですよ。

 

 

末社(まっしゃ)

 

末社とは、 本社に付属し、その支配を受ける小神社の事です。
摂社の次の格式になりますね。

 

厳島神社の管理になっていて、明治の中頃まで厳島神社の回廊にあった絵馬が沢山この豊国神社に移されています。