宮島の食事処 どこか懐かしいお店も優しく素敵

宮島の食事処と言えば、表参道商店街にある食堂やホテルでのお食事処が目立ちます。

 

ですが、こちらのページでは少し違ったお店をご紹介してみますね。

 

宮島桟橋を出てすぐに食事処が何軒か目に入ってきますが、宮島に行く度に新しいお店が出来ているのに驚きます。

 

昔から宮島に住んでいる人のお店もありますが、新たに外から入ってきた人のお店も増えています。

 

本社は県外にあって、宮島にお土産店やカフェなど、パッと見はわからないんですけどね。

 

宮島の人口は、1995年に約2,500人いたそうですが、2024年1月の人口は約1,400人位で、人口減少は続いています。

 

昔からある食事処などもご紹介していきますね。

「塔之岡茶屋」は五重塔そばの懐かしい茶店

「塔之岡茶屋」は時代劇に出てきそうな雰囲気がある茶店です。

 

■塔之岡茶屋の店内から外を見ると■

 

外国人の旅行客の中にはこういった雰囲気のお店が好きな人もいるかも?

 

・・・と思いながらお店の中に入ってみると、20代らしき男性が2人。

 

日本人男性が欧米人男性を案内してきているようで英語で会話しながら「うどん」と「ぜんざい」で食事中でした。

 

塔之岡茶屋
住所:広島県廿日市市宮島町大町419
TEL:0829-44-2455

 

塔之岡茶屋は茶店なので小腹が空いた時や少し甘い物でも食べてお茶したい時にはちょうどよいお店です。

 

■塔之岡茶屋のメニュー・2025年12月■

 

有名なのは「力もち」で豊臣秀吉ゆかりの「きなこ餅」

 

雑誌に掲載された事もあるようです。

 

■雑誌掲載された塔之岡茶屋■

 

豊臣秀吉が千畳閣の建造を命じた際に大工たちにふるまったと伝わる力もち

 

雑誌掲載の時は「力もち」は600円と書かれていますが、現在は650円です。

 

 

千畳閣五重塔のすぐ近くにあるので、宮島観光で少し歩き疲れて甘いものを食べて休憩したい時には寄ってみると良いですよ。

 

また丁度お昼時にサッと食べたい時に「うどん」も良いかも。

 

表参道商店街の食堂などはいつも混んでいる感じですが、塔之岡茶屋は少し高台にあるので人もそこまで多くありません。

 

階段を少し登るようになりますが、千畳閣や五重塔に行く人は通り道になります。

 

■五重塔・塔之岡茶屋に行く階段■

 

五重塔は2025年12月現在は修繕中ですが、千畳閣には入れます。

 

塔之岡茶屋の眼の前には「龍髯(りゅうぜん)の松」という長い松を見ることが出来ます。

 

■塔之岡茶屋の外観・2025年12月■

 

植樹は、西暦1800年ころと書かれているので、約200年経ってます。

 

■龍髯(りゅうぜん)の松■

 

長い松を店内から見ることも出来ますし、外に置いてある席からも。

 

松の向こう側には、宮島の東側の町が見えます。

 

宮島の対岸も小さく見えて私の住むマンションも見えるんです。

 

■塔之岡の案内板■

 

案内板に書かれている事を少し書いてみると

五重の塔があるのでこの丘を塔の岡という。毛利元就が陶晴賢を襲撃した厳島合戦の古戦場である。・・・・

 

ここ塔之岡を挟んで西側と東側では少し雰囲気が違います。

 

昔の話ですが東町は商人の町で西町は神社やお寺関係の町。

 

今回、私が宮島に行った目的は「etto宮島交流館」である講演会を聞きに聞きに行く為でした。

 

公開講座「宮島の東町」(2025年12月7日)講師は秋山伸隆先生です。

 


秋山伸隆先生は県立広島大学名誉教授で、普段は歴史民俗資料館に勤務されています。

 

 

講演会は午後2時からだったので、エット宮島交流館の近くにある塔之岡茶屋で夫と2人でうどんを食べました。

 

■塔之岡茶屋のメニュー・2025年12月■

 

お店に入ってすぐに大きく立派なテーブルがあり、椅子席が良かったので私達はテーブル奥の端の方へ。

 

窓すぐの小さな飾りや植物は、ほのぼのとしています。

 

 

 

座敷も少しあります。

 

■塔之岡茶屋の店内座敷■

 

店内には小田和正さんのサイン色紙もかざってありました。

 

 

私達が注文したのは「かやくうどん」800円と「力うどん」880円。

 

■かやくうどん■

 

■力うどん■

 

力うどんには、お餅が入っていて普通の柔らかいお餅とは少し違って「あらかね餅」のような食べ応え。

 

お餅のつぶつぶした食感が懐かしい感じで、うどんの麺は少し細麺でした。

 

前回、来た時もうどんを食べたのですが、こんなに細かったかな?と記憶が曖昧。

 

「力もち」や「ぜんざい:700円」も食べてみたかったのですが次回の時に。

 

 

 

「塔之岡茶屋」店主の松岡さんは父のお友達。

 

前回行った時には、松岡さんに12月31日に行われた宮島の「鎮火祭」の小松明・護符をもらって帰りました。

 

 

あなご飯などガッツリと食べたい場合は、近くに「あなごめしの和田」があります。

 

「あなごめしの和田」は予約は出来なくて早く行ってかなり並ばないといけませんが、「塔之岡茶屋」の場合は、並ばなくても良い感じで食べられると思います。

 

私達が行った時には、店内に2人と天気も良かったので外の席に家族連れなど8人位でした。

 

■塔之岡茶屋・外の席■

 

表参道商店街のお店と違って静かにゆったり食べたい時には良いと思いますよ。

 

一人旅でフラッと立ち寄るのも、どこか懐かしく優しい感じで良さそうです。

清盛神社そばの「清盛茶屋」は女将が素敵

「清盛茶屋」は「清盛神社」のすぐ側にある食事処です。

 

 

清盛茶屋
住所:廿日市市宮島町官有無番地
TEL:0829-44-0757

 

宮島の神社と言えばすぐに思い浮かぶのが厳島神社なのですが、厳島神社の社殿を現在の姿に造営(1100年代後半)した平清盛さんが祀られてるのが「清盛神社」です。

 

■清盛神社■

 

厳島神社の出口を出て右側に大鳥居を見ながら海沿いの西の松原を歩いていくと到着です。

 

 

■清盛茶屋店内■

 

女将さんは昔から少し知っているのですが、私が食事に行った時は着物姿で髪の毛はショートカットでサイドは少し刈り上げてる!

 

刈り上げでメガネをかけているけど、とても似合っていて、お話上手。

 

 

宮島の人口は少なくて学校の子ども達も少人数です。

 

その宮島学園での郷土芸能活動のお手伝いをされているようでお世話上手な女将さんです。

 

郷土芸能活動って何?と思われるかもしれませんが、宮島ではお盆に「宮島踊り」などがありました。

 

櫓を組んでその上で私も「三味線」など弾いたりしていました。

 

「清盛茶屋」の女将さんは三味線が弾けるんですよ。

 

 

それで肝心の食事ですが、とても美味しかったです(^^)

 

食べたのは「清盛セット」

 

あなごまぶし飯+うどんとのセットです。

 

■清盛セット・肉うどん■

 

私は肉うどんとのセットで、夫は天ぷらとのセットとビール。

 

■清盛セット・天ぷらうどん■

 

肉うどんにレモンが入っていたのですが、とてもスッキリ爽やかな味になっていて驚きでした。

 

初めて肉うどんにレモンが入っているのを食べて、合うんだなと。

 

うどんの出汁がとても美味しい♪

 

画像を見てもらったらわかると思いますが、店内は優しい雰囲気で懐かしい感じです。

 

私達がお店に入った時には女性2人が入口付近の2人席でゆったりとおしゃべりしながら食事中。

 

一人旅で一人で入っても全然平気な感じですし、家族連れもテーブル席でくつろげます。

 

 

表参道商店街などで食事をするのとは違って、静かにゆったりと落ち着いて食事が出来ます。

 

店内ではなく、テラス席で食事をすると松原にあるので海の音・波の音が聞こえたりです。

 

「清盛茶屋」は「茶屋」とあるように、ちょっとした食べ物を食べながら一息つける場所。

 

■2023年2月に行った時のメニュー表■

 

メニューには、うどんや蕎麦、丼もの、広島でお勧めの牡蠣や穴子の料理たち。

 

家族連れで行く場合、大人の人達が日本酒、ビールやお酒のおつまみなど頼んで子供たちは、かき氷やぜんざいといったチョイスも出来ますね。

 

場所は西の松原の先端部分に近く、車が来ることはほとんどないと思うので、ペットのワンちゃん達も散歩できますよ。

 

ただ鹿も普通にいるので喧嘩などしないようにね。

 

※2024年8月現在の「清盛セット」は少し高くなっているようです。

 

 

2020年1月に清盛茶屋に行った時は、店内にストーブがありました。

 

 

外でも食べられる席が用意されていて、確かワンちゃんもいましたよ。
外だとペットの同伴OKみたい。

 

 

ところで、清盛茶屋の住所は、「廿日市市宮島町官有無番地」となっています。

 

「廿日市市宮島町官有無番地」でGoogleマップで検索すると正確には出できません。

 

「清盛茶屋」で検索すると出てきます。

 

番地が無いだけでも、穴場だって思いませんか?

 

厳島神社の奥の方で、一般の観光客は見過ごしてしまうような位置にあります。

 

知っている人は知っているけど、宮島をよく知らない普通の観光客にはわかりません。

 

みやじマリン宮島水族館」に行く家族連れの方だと大願寺から続く道を歩いていくと右手にある松原を見て気づくかもしれません。

 

 

■宮島観光案内所でもらえるマップ・清盛神社の位置■

 

「清盛茶屋」を知っているあなたは、既に宮島通と言えるかもしれませんね。

 

 

■2016年8月・西松原から見た花火■

 

いつも宮島の水中花火大会は、清盛神社と清盛茶屋の側で見ていたのですが、2019年を最後になくなってしまいました。

 

花火の画像の左下に黒く写っているのは妹たちの頭だったかも?

 

この年は妹たち家族も一緒で沢山で見ていました。

 

宮島で見る花火は迫力が違います。
身体にズシンと振動や音が伝わります。

 

レーザー光線を使った光の演出や雅な音楽が流れたりしていました。

 

大事な事の1つに清盛茶屋のすぐ側には公共のトイレもあります。
花火を待つ人達にとって、どれだけ助かった事か(^^)

 

 

2019年が最後の花火大会でしたが、2024年の9月28日(土)18時45分から少しだけ花火が上がりました。

 

「広島のみなさんを花火で全力応援プロジェクト」で約2,500発の花火です。

 

2024年も宮島対岸のベランダから遠目に楽しみました。

 

■2022年8月・ベランダから見た花火■

 

 

 

2024年で本当に終わりなのかな?と思っていたら、2025年も花火を見ることが出来ました。

 

厳島水中花火大会:2025年10月18日(土)
時間:18:15~18:45
打上発数:2,500発

 

 

今までの開催者ではなく、「厳島水中花火大会実行委員会」。

 

アイドルグループ「SUPER EIGHT」の村上信五さんが大会アンバサダー。

 

個人協賛の方を対象に宮島の御笠浜に遊覧観覧席があったようで、1口15,000円です。

 

清盛神社のそばで見ると無料だったはず?!

 

2025年の我家では、妹や親戚を自宅に呼んでベランダから花火を見ました。

 

久しぶりに従姉妹たちと会って楽しい時間を過ごすことが出来ました(^^)

 

■2025年10月・ベランダから見た花火■