大願寺の御本尊の厳島弁財天は日本三大弁財天の1つです。
明治になるまでは厳島神社の御本殿にお祀りしてありました。
厳島神社の出口すぐに大願寺はあります。
なので迷うこと無く時間がかかる事なく着きます。
歴史ある真言宗のお寺で、パワースポットになるので必ず見ていた方が良いですよ。
明治の神仏分離令までは沢山の社寺の修理造営をしていました。
もちろん厳島神社の修理などもです。
亀居山放光院大願寺(ききょざんほうこういんだいがんじ)
住所:広島県廿日市市宮島町3番地
電話: 0829-44-0179
真言宗
拝観時間:8:30~18:00頃
拝観料:無し
大願寺の本堂には薬師如来坐像、釈迦如来坐像、文殊菩薩、普賢菩薩など国の重要文化財があります。
明治の神仏分離で薬師如来坐像は多宝塔から、釈迦如来坐像・文殊菩薩・普賢菩薩は五重塔から移されてきました。
昔はもっと敷地が広かったそうで、大願寺は厳島神社の出口すぐと書きましたが、昔はこちらの方が入口になっていました。
■唐破風の昔の神社入口■
唐破風の作りで素敵な神社の入口でした。
写真の左側に手水舎があり、その奥に池もあり弁財天のお使いの厳島龍神がお祀りしてあります。
右側の建物では御朱印やお守りがいただけるようになっています。
幕末の時代劇などが好きな方も多いと思いますが、本堂の外から勝海舟・木戸孝允氏等の会談の部屋を見ることが出来ます。
■勝海舟・木戸孝允氏等 会談の部屋■
再建された護摩堂の中には本尊不動明王半迦座像があるのですが、とても大きくてびっくりしますよ。
■大願寺・護摩堂■
高さ約4メートルで総白檀との事なので、かなり再建費用がかかったのではないでしょうか?
池のすぐそばにあった伊藤博文が植えたとされる九本松も2021年に枯れてしまっています。
お寺を維持するのも大変な気がします。
大願寺の敷地内には梅の木もあり、ベンチもあるのでチョッと休憩するには良い感じです。
■大願寺の境内■
■大願寺の梅■
普段は見ることが出来ないのですが、お寺の中には庭があって、面しているお部屋からは二重の塔が見えます。
余裕があれば二重の塔にも行ってみると良いですよ。
階段を少し登るようになりますが、桜の季節には素敵な眺めです。
二重の塔のそばでゴザを敷いて、同級生と夜桜見物をした事もありました。
お花見に良いスペースで、休憩だけするなら東屋(あずまや)もあります。
大願寺は宮島の中で人力車が乗りやすい場所になります。
足が痛くなってきた人は、人力車を引いているお兄さんがお客さんを待っている事があるので乗ってみるのも良いかも?
■大願寺・御朱印(2016年11月13日)
「お参りした後で」と書いたのは理由があります。
御朱印を参拝する前にいただこうとしていた人が大願寺の人に注意されているのを見かけました。
御朱印をいただくときのマナーになるので気をつけて下さいね。
御朱印の起源は、寺社へ写経を納めた時の受付印だったそうですよ。
それが徐々に参拝した証のようになっていったそうなので、参拝した後でないとおかしいですよね。
御朱印を集める事だけして、お参りをしていない人も出てきそうです。
切手集めなどの趣味とは違います。
宮島の大願寺で御朱印をいただく時には、きちんとお参りをした後で御朱印をいただいて下さいね。