宮島検定16問目 宮島の恩人と呼ばれた誓真さん宮島の恩人と呼ばれた僧の誓真さんは宮島の人なら知らない人はいないかも?■厳島神社に初詣 先着何名か杓子がいただけます■Q16.以八上人の開基による浄土宗の古刹で”宮島の恩人”と呼ばれている江戸後期の僧 誓真が修行した寺はどれでしょうか。1.存光寺2.光明院3.大願寺4.大聖院【解答】2.光明院検定本の解説には、こう書かれています。宮島島内に井戸を掘り、杓子の製作を教えた誓真は”宮島の恩人”として語り継がれている。誓真は光明院で修行し、得度して僧となり、のちに神泉寺の番僧となった。光明院(こうみょういん)の近くにお寺の説明板が立っています。内容の一部を以下に記載してみますね。浄土宗に属し、戦国時代、以八上人によって建立された。厳島は14・5世紀頃から内海の要港としてにぎわい門前町が発達した。これまで厳島神社に関係を持つ寺院はあったが、以八上人は町家の人達を教化する目的で来島し、念仏を勧め多くの信徒を得た。・・・・天明・寛政の頃(18世紀末)島内諸所に井戸を掘り、宮島名産の杓子を創始し民生につくした誓真は神泉寺の番僧であった。誓真さんは水不足で困っていた人達の為に井戸を掘っています。誓真釣井(せいしんつるい)と呼び10箇所掘ったと言われています。etto宮島交流館や五重塔、千畳閣の近くで幸町にある誓真釣井はこちら。トンネルを下りてすぐの所にあるので、近くまで行かれた場合は寄ってみては如何?■幸町の誓真釣井■幸町の誓真釣井の説明書き画像を掲載してみますが、内容は以下のとおりです。誓真はもと伊豫の人で天明のころ厳島に来て神泉寺の番僧となり、竹林庵に住んでいた。種々の公益事業を行ったことで知られている。飲料水の不足に苦しむ島民のため各所に井戸を掘った。それらは今日誓真釣井とよばれている。また石段を築き道路を石だたみにした。名産の「飯杓子」も島民に生業を与えるため、誓真が弁財天の琵琶の形から着想して島民に教えたものという。宮島桟橋から少し入った港町にある誓真釣井はこちらです。■港町の誓真釣井■「杓子」は僧の誓真さんが考案し宮島が発祥の地です。それまで、コレといったお土産がなかった宮島です。誓真さんはかなり宮島に貢献しているので恩人と呼ばれるのも納得です。このサイトに掲載した杓子は厳島神社に初詣に行った時に頂いたもの。干支の絵や神紋などの他に「厳島神社」「開運」「初詣」とあり神社参拝記念になりますよ。普段、ご飯の時に使うのはもう少し立体的ですね。